冨田院長がすべての手術を担当
冨田実アイクリニック銀座では、すべてのICL手術を冨田院長が執刀を担当しますが、手術前の適応診察もすべて冨田院長が担当します。これは冨田院長が開院当初からこだわり続けているスタンスです。効率を重視した分業制にすれば多くの患者様を迎えることができますが、「執刀医が患者様の目の状態を把握しておくことは絶対条件」という冨田院長の考えは効率よりも安心を優先しています。
ICLは、「Implantable Contact Lens」の略で、小さなレンズを目の中に挿入することで、角膜を削らずに視力を回復する視力矯正手術です。日本国内では、「眼内コンタクトレンズ」とも呼ばれ、1997年から手術が行われるようになりましたので25年以上の歴史があります。コンタクトレンズのように毎日のお手入れも必要なく、特別なメンテナンスをしなくても、目の中で長期間に渡って良好な視力を維持することができます。現在、日本国内では2種類のレンズが厚生労働省の認可を取っていますが、当院ではプレミアムICL(厚生労働省認可)をメインに採用しています。プレミアムICLは、合併症の抑制を考慮した新しいICLレンズとして登場しましたが、近視や乱視だけではなく、遠視や老眼にも対応できるレンズが揃っていますので、幅広い年代の方に視力回復手術をご検討いただけるようになりました。
冨田実アイクリニック銀座では、すべてのICL手術を冨田院長が執刀を担当しますが、手術前の適応診察もすべて冨田院長が担当します。これは冨田院長が開院当初からこだわり続けているスタンスです。効率を重視した分業制にすれば多くの患者様を迎えることができますが、「執刀医が患者様の目の状態を把握しておくことは絶対条件」という冨田院長の考えは効率よりも安心を優先しています。
全てのICL手術を担当する冨田院長は、「上級指導医ライセンス」を取得しています。指導医ライセンスとは、医師を指導して手術ライセンスを発行する立場で、その中でも上級指導医ライセンスを授与される医師は一握りです。依頼があれば海外のクリニックにも技術指導に行く冨田院長は、多くのICL執刀医を育てることで、視力回復手術の普及に貢献しています。
冨田院長は、2019年~2024年まで6年連続で「TOP ICL AWARD」を受賞しています。6年連続でICL手術(後房型レンズ)の症例実績世界No,1を獲得したことは、日本人眼科医として初の快挙です。これも多くの患者様から支持されてきた賜物です。
冨田院長は、クリニックの開設から8,000症例以上のICL手術のを執刀してきた実績があり、生涯実績は11,000症例以上を記録しています。ICL手術において10,000症例以上の実績を持つ眼科医は世界でもトップレベルです。また、近視や乱視を治療するICL手術だけではなく、老眼用ICL手術の実績も1,800症例以上と世界トップクラスの実績を誇ります。
現在、日本国内ではICL手術で使用されるレンズが3種類発売されています。
それぞれのレンズに特性がありますが、冨田実アイクリニック銀座では合併症の抑制を考慮した「プレミアムICL」を導入して安全性を重視したICL手術を提供しています。プレミアムICLは、厚生労働省にも認可されたレンズになります。
検査員がレンズの度数計算をする施設が多い中で、冨田実アイクリニック銀座では、冨田院長がすべての度数計算を行っています。実際に患者様の目の中に挿入されるレンズになりますので、レンズの準備においても責任をもって自らが取り組んでいます。そういった姿勢が多くの患者様に安心を届けることになります。
冨田院長は、「ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)」、「アメリカ眼科学会(AAO)」、「アメリカ白内障屈折矯正手術学会ASCRS)」、「アジア太平洋眼科学会(APAO)」と世界規模で行われる数々の眼科学会から招待講演の依頼を受け、積極的に最先端眼科医療についての講演を行ってきました。2025年も9月にも、ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)からの依頼を受けて、「ICL手術」および「老眼用ICL手術」についての講演を行います。
ホールタイプのICLレンズが登場した当時、ホール有りとホール無しの有意差について、冨田院長が日本人眼科医で初めて「American Journal of Ophthalmology」に論文を発表した実績があります。今では、数々の眼科雑誌において、論文掲載の可否を審査する編集委員も務める冨田院長ですが、ICL手術の普及当初から今日に至るまで自らも多くの論文を残してきています。
視力回復手術の代表としてはレーシックが有名です。レーシックは角膜削って角膜のカーブを変えることで近視や乱視を治療しますが、ICLは、角膜を削らずに小さなレンズを目の中に挿入することで、視力を回復させます。一度角膜を削ると、元の状態に戻すことができませんが、ICLは、いったん目の中にセットしたレンズを取り出すことができますので、万が一何らかの問題が起きてもレンズを取り除けば元の状態に戻すことができます。また、白内障になった場合でも、レンズを取り出して白内障の治療をすることができますので、将来的にも安心です。
レーシックでは、角膜を削るため高次収差(不正乱視)が増加することがあります。特に近視や乱視は強い方は、角膜を多く削る必要があるため、高次収差の増加が大きい傾向にあります。この高次収差はメガネやコンタクトレンズでは矯正できない微細な歪みで、手術後の見え方の質に関係します。ICLは、角膜を削らずに視力を向上させますので、手術後の高次収差が増加しないため、質の高い見え方が期待できます。以前は、レーシックが受けられない方の視力回復のもう一つの選択肢というイメージでしたが、最近ではレーシックが適応となった方でも、あえてICL手術を希望される方も増えてきています。
見え方の質が高い
(シミュレーション画像)
見え方の質が低下する
(シミュレーション画像)
視力回復を望んでいても、レーシックでは矯正できる度数に限界があります。近視や乱視が強い方、角膜の厚さが足りない方、角膜形状に問題がある方、円錐角膜と診断された方などは、レーシック手術が不適応となる場合があります。ICL手術は、角膜を削らずに視力を向上させることができるため、強度近視、強度乱視、角膜の薄い方、角膜形状に問題がある方、円錐角膜と診断された方でも手術を受けることが可能です。また、矯正できる度数の範囲が広く、レーシックでは矯正できない強度の近視や乱視も改善することができます。
日常生活でコンタクトレンズを使用されている方も多いと思いますが、通常のコンタクトレンズは、定期的な購入や日々の手入れが必要で、煩わしさを感じている方も少なくないでしょう。しかし、安全にコンタクトレンズを使用するには、レンズに応じた日々のお手入れや、目の健康を守るために定期的な眼科検査も必要不可欠です。ICL手術は、眼の中にレンズを挿入して視力を回復させますので、治療後のお手入れは一切必要なく、長期にわたり視力を維持することができます。
レーシックでは、フラップ作成時に角膜の知覚神経が切断されるため、一時的にドライアイが起こることがあります。通常、切断された知覚神経は3カ月程度で元に戻りますが、術後しばらくの期間はドライアイの症状が続くことがあります。また、レーシックでは術後に暗い場所で光がにじんで見えたり、コントラスト感度が低下することがあります。ICLは、角膜を削らないため、このような手術後のリスクが少ないことが特徴です。当院では、レンズの光学径(物を見る部分)が6.6ミリ以上(最大で7.2ミリまで)に設計されているプレミアムICLを使用していますが、これは術後のハロー・グレアの発生リスクを軽減できるからです。瞳孔径よりもレンズの光学径が小さいとハロー・グレアの発生原因になりますので、患者様の瞳孔径に合わせて適切なサイズのレンズを使用します。
当院が使用しているプレミアムICLには、老眼の治療にも対応した「3焦点プレミアムICL」が登場していますので、老眼を自覚するようになると言われている40歳以上の方でも手術を受けていただくことができます。近視用のレンズは、18歳~45歳くらいまでが適応年齢といわれていますが、実際には40歳を過ぎた方は老眼のことを考慮する必要があります。老眼が始まっている方がICL手術で近視を治療した場合、手元がさらに見づらくなってしまいます。また、老眼の自覚がない方でも、老眼を自覚する時期が早くなってしまうことが考えられますので、目の状態や年齢に適したレンズを選択することがポイントになります。40歳以上の方には、手術前の検査で「老眼の検査」も実施していますので、ご遠慮なくご相談ください。
ICLは、「Implantable Contact Lens」のプレミアムICLレンズは、EyeOL社製(イギリス)の後房型ICLレンズで、日本の厚生労働省に認可されており、ヨーロッパの厚生労働省にあたるCEマークも取得しています。すでに、世界50カ国以上で使用されており、近視、遠視、乱視の治療はもちろん、世界で初めて老眼の治療を可能とした後房型ICLレンズでもあります。レンズの素材は、白内障手術でも使用されている「ハイブリッド・ハイドロフィリック・アクリル」が用いられ、眼内での安全性も実証されています。従来のICLレンズよりも、レンズの光学径を6.6ミリと広くしたことで、ICLの課題であったハロー・グレアの発生リスクを抑え、クリアな視界を期待することができます。また、レンズに設置された複数のホールによって、虹彩切開が不要となり、スムーズな房水の循環経路が確保され、一時的な眼圧上昇や緑内障、白内障などのリスクを抑制します。
プレミアムICLレンズは、EyeOL社製(イギリス)の後房型ICLレンズで、当院では2014年から手術を行っています。プレミアムICLレンズの採用を決めたのは、何と言っても合併症の抑制が考えられたレンズであることです。新しく登場したレンズになりますので、実績においては先発品に及びませんが、すでにヨーロッパの厚生労働省にあたるCEマークを取得しており、海外の学会においても高い評価を得ていました。
特に、レンズの光学径が6.6ミリまで拡大されたことで、皆さんが気にされているハロー・グレアの発生リスクを抑える効果が期待できることも魅力的でした。また、レンズに設置された複数のホールも様々な合併症を抑制する働きがあり、より安全性を重視した結果「プレミアムICL」の新規導入を決めました。今では、当院でICL手術を受けられる100%の患者様がプレミアムICLを選択されています。すでに、日本の厚生労働省でも認可されていますので、患者様も安心して選択できると思います。
プレミアムICLレンズには、ICL特有のクリアな視界を実現するために様々な新しい性能が採用されています。プレミアムICLレンズには、クリアな視界を提供するだけではなく、長期的な視機能の維持、合併症の抑制など様々な機能が新たに採用されています。また、3焦点プレミアムICLは、今まで不可能とされていた老眼の治療にも対応しており、世界初の老眼用ICLレンズとして注目されています。現在、日本国内ではICL手術で使用されるレンズが3種類発売されていまが、合併症の抑制を考慮したプレミアムICLレンズの性能についてご紹介していきます。
レンズで物を見る部分をの光学部(赤い点線で囲んだ部分)といいますが、この光学部のサイズは瞳孔径に左右されるため、照明条件の違いによって見え方に影響します。瞳孔は、明るい所では小さくなり、暗い所では大きくなるため、光学部が小さいと暗い所でレンズよりも瞳孔が大きくなってしまい、レンズの縁が見えてしまいます。レンズの周囲から光が入り込むことで、レンズの縁に光が反射してハロー・グレアの原因になり、暗所での視機能が低下します。プレミアムICLの光学径は6.6mmと最も大きく設計されていますので、照明条件に左右されない質の高い見え方を追求しています。また、最大で7.2mmの光学径まで対応することができますので、患者様の瞳孔径の大きさに合わせてハロー・グレアの発生リスクを抑えることができます。
プレミアムICLは、水晶体との距離を確保するプレミアムカーブを採用しています。水晶体とレンズの距離が近いと白内障の発症リスクが高くなりますので、しっかりと距離を保つことが重要なポイントになります。
レンズの種類によって、4サイズ、7サイズ、13サイズと作成できるレンズの大きさには違いがあります。プレミアムICLは13サイズのサイズバリエーションがありますので、患者様個々の目の大きさに合わせてレンズをオーダーすることができます。ICL手術では、近視と乱視を同時に改善することができますが、乱視用のレンズは乱視軸に合わせてレンズを挿入します。レンズのサイズが合わないと眼の中で回転するリスクが高くなりますので、乱視軸そのものがズレてしまうと、乱視の矯正機能が低下してして視力の低下を招きます。プレミアムICLは、13サイズと豊富なサイズバリエーションを展開していますので、レンズがズレるリスクを軽減することができます。
プレミアムICLレンズには、眼内で長期的に視機能を維持することができる”ハイブリッド・ハイドロフィリック・アクリル”が使用されています。ハイブリッド・ハイドロフィリック・アクリルは、白内障手術で使用する眼内レンズにも採用されていますので、すでに眼内で使用されている素材としての実績があります。従来のアクリルレンズよりも水分含有量を多くしたことにより、従来のレンズよりも柔らかく、タンパク質などの汚れがレンズに付着しにくい特性があり、長期的に安定した視機能を維持できることが確認されています。
眼内でのレンズの安定性は、視力や見え方の質に直結します。また、手術後にレンズが傾いたり、回転してしまうリスクを低減するために、レンズの安定性は非常に重要になります。プレミアムICLは、眼内でのレンズの安定性を維持するために6つの支持部をもつレンズデザインを採用しています。
当院が採用しているプレミアムICLには7つのホールが設置されており、眼内での房水循環をスムーズにして、白内障や眼圧上昇(緑内障)の発症リスクを低減しています。かつてのICL手術で使用されていたレンズにはホールがなかったため、眼内を流れる房水の循環経路を確保するために虹彩切開術が必要でした。その後、レンズの中心部分にホールが設置されたことで虹彩切開術が不要となり、患者様の負担が大きく軽減されました。
当院が採用しているプレミアムICLのホール形状は、台形状にデザインされています。これによって、入ってきた光がホールの縁に反射しにくく、ハロー・グレアの発生リスクを抑制します。直径が約0.3mmほどの小さなホールにも合併症の抑制機能が組み込まれています。
プレミアムICLは、乱視のある方に対応したトーリックレンズもご用意することができます。従来のICLレンズにも乱視に対応したトーリックレンズがありますが、乱視軸に合わせてレンズを最大で20°傾けて挿入します。プレミアムICLのトーリックレンズは、乱視軸をレンズ内(光学部の中)にカスタマイズするため、どんな乱視軸に対してもレンズを水平に挿入することできます。フルオーダーメードで作成できるプレミアムICLは、眼内レンズを常に理想的な状態で挿入することができるため、レンズの安定性向上が期待できます。
プレミアムICLは、患者様個々の眼の状態に合わせてレンズをオーダーすることができます。全部で13ものレンズサイズが揃っていますので、欧米人よりも眼のサイズが小さい日本人にもフィットするレンズを準備することができます。患者様の眼の状態に合わせてフルオーダーメードでレンズを作成できますので、レンズの度数だけではなく、レンズのサイズや乱視軸、眼内での安定性に優れたレンズをご用意することができます。
プレミアムICLの光学径は6.6mmと最も大きく設計されていますので、照明条件に左右されにくいメリットがあります。しかし、中には6.6mmよりも暗所瞳孔径が大きい方もいらっしゃいます。より瞳孔径が大きい方には、レンズの光学部が7.0mmとさらに大きく設計された「プレミアムICL-ProMax」というレンズもありますので、瞳孔径が6.6mmより大きい方でも、ハロー・グレアの発生リスクを抑えたICL手術をご検討いただくことができます。
プレミアムICLには、レンズの表面構造をスムーズにすることで見え方の質を高め、レンズに汚れが付着しにくい「エクセレントクリアサーフェイス」という新しい技術が採用されています。見え方の質が高く、ハロー・グレアの発生を抑制する工夫が施されていますので良好な夜間視力が期待できます。
数十年前に使用されていたアクリル素材はタンパク質の汚れが付着しやすいことが課題でした。これはレンズの製法にも関係していましたが、現在は素材自体が汚れが付着しにくいっ特性を持っています。プレミアムICLは、タンパク質汚れが付きにくハイブリッド・ハイドロフィリック・アクリルという素材を採用しています。
プレミアムICLの表面には汚れが付着しにくいエクセレントクリアサーフェイスという加工が施されています。従来のアクリル素材の課題であったレンズ汚れの付着がほとんどなく、長期的にクリアで質の高い視界を維持することができます。
プレミアムICLには、老眼の治療にも対応できるレンズがありますので、幅広い年代の方に対応することが可能です。老眼は、40歳を過ぎたころから自覚すると言われていますが、近視の人は遠くが見づらく、近くが見やすい目に慣れているので、老眼を自覚する時期が遅くなる傾向があります。このため、近視や乱視だけを治療してしまうと、今まで自覚していなかった老眼を急に自覚してしまうリスクがあります。これは、ICLの手術が原因で老眼になった訳ではなく、近視を改善したことによって今まで自覚していなかった老眼の症状を急に自覚する様になったことが原因です。年齢によって選択するレンズを間違うと、せっかく手術を受けても思うような結果が得られなくなりますので、目の状態だけではなく、年齢に合ったレンズを選ぶことが大切です。
ICL手術は、水晶体を温存したまま近視や乱視、老眼を矯正しますので「有水晶体眼内レンズ挿入術」と呼ばれています。ICL手術は、レーシック手術のように、角膜を削る必要がありませんので、近視や乱視が強い方でも受けられる視力回復手術になります。当院では手術ガイダンスシステムを使用して正確な手術を提供しています。乱視の強い方には、乱視用のレンズをご用意していますが、手術ガイダンスシステムを使用することで、正確な乱視軸を確認しながら手術を行うことができます。手術は、両眼で10分程度で終了します。
点眼麻酔をします。
(少ししみる感じがします)
黒目と白目の境目を
2.5mmほど切開して
レンズの挿入口を作ります。
切開創から眼内レンズを挿入します。
虹彩と水晶体の間に
レンズを固定して
手術は終了です。
術後は回復ブースで
安静にしていただき、
その後に診察を行います。
目の状態に問題がなければ
ご帰宅となります。
当院では、正確で安全な手術を提供するために、手術ガイダンスシステムを使用してICL手術を行っています。検査では、光学式生体計測装置「ARGOS(アルゴス)」という検査機器を使用して、患者様の眼を高解像度のデジタル画像で撮影。患者様の眼の特徴を詳細に認識します。このデータをもとに、患者様の眼の状態に適した手術プランを構築し、角膜の切開位置や乱視軸、レンズの中心位置などの情報を実際の手術で活用します。ARGOSには、大きく分けて3つの役割があり、適応検査からご手術までをトータル的にサポートします。
執刀医を理想的な手術へと導く
手術ガイダンスシステム
ARGOSは、前房深度、角膜径、角膜屈折値、中心角膜厚、眼軸長、瞳孔径、房水深度、水晶体厚を瞬時に測定します。これらの測定をすると同時に、高解像度のデジタル画像で高速で患者眼を約1000枚撮影します。このデータを基に、患者眼の「認証」を行い、理想的な手術イメージを作成します。また、この患者眼の認証によって、手術中の眼の動きをトラッキングすることができますので、手術中に目が動いても、その動きに合わせて正確な手術を遂行することができます。
患者眼の認証によって、レンズの度数や乱視用レンズの度数決定を行います。また、手術後の残存乱視を最小限にするために、乱視用レンズの円柱度数決定、最適な切開位置の調整、弓状角膜切開などを加味し、1人1人の患者様に対して理想的な手術プランを作成します。当院では、様々な検査データをもとに、手術で使用するレンズの特性や患者様の見え方の希望に合わせて、屈折矯正分野を専門とする冨田院長の経験によって、最適なレンズ計算を行っています。
ARGOSによって高解像度で撮影された画像はデジタル解析されて、手術中の眼の動きをトラッキングし、手術前に計画した角膜切開位置、眼内レンズの中心固定位置、乱視軸を顕微鏡下とモニターに表示させます。理想的な手術プランを、実際の患者様の目にオーバーレイ表示させることで、作成したプラン通りに手術を行えるよう執刀医をガイドします。また、ARGOSのガイド機能は、執刀医が顕微鏡の倍率を変更すると、自動的にその倍率に合わせてガイドを表示も変更するため、様々な場面において大きな役割を果たします。
手術前の検査で撮影された画像は、デジタル解析されて手術で使用する顕微鏡とリンクさせることができます。理想的な角膜切開位置、眼内レンズの中心固定位置、乱視軸などの正確な情報が、実際の患者様の目にオーバーレイ(重ねて表示)されることで、理想的な手術プランを確実に遂行することができます。
ICL手術は、目の手術になりますので、普段は緊張しない方でも慣れない手術室という環境に緊張してしまう方も少なくありません。また、緊張すると無意識に眼が動いてしまうこともあり、予定よりも手術時間が長くなってしまうこともあります。そんな時に効果的なのが笑気麻酔になります。笑気麻酔は、痛みを和らげて全身をリラックスさせる効果があり、麻酔を切ると効果の消失は速やかです。循環器や呼吸器に影響を与えず、肝臓にも負担をかけないため、子供の歯科治療などにも使用される安全性の高い麻酔になります。最近では、白内障手術、緑内障手術、視力回復手術、眼瞼下垂手術、硝子体手術などの眼科領域においても、手術中の緊張緩和の目的で笑気麻酔が使用されるようになりました。
ICL手術は、点眼麻酔で行いますので痛みはありませんが、手術に対する不安や緊張がストレスとなり、
ほんの少しの圧迫でも痛いと感じてしまう場合があります。怖がりな方、不安を感じやすい方、緊張しやすい方には、リラックスして手術を受けていただくために笑気麻酔が有効です。冨田実アイクリニック銀座では、笑気麻酔を使用した手術を提供していますので、ご希望の方は手術のお申し込みをいただく際にご相談ください。
笑気麻酔を使用しなくても大丈夫だと思っていても、手術当日になって緊張してきてしまうケースも少なくありません。そんな時は、手術当日でも笑気麻酔を付けることができますので、ご遠慮なくお申し出ください。手術中であっても、途中から笑気麻酔を付けることも可能です。手術室という慣れない環境になりますので、不安な時はいつでもご相談ください。
目の手術で最も注意しなければならない感染症。当院では、感染症予防のため、クリーンルームを完備して清潔度の高い環境で手術を行っています。使用する器具類は滅菌器(オートクレーブ)で完全消毒を行い、熱に弱い点眼容器などはガス滅菌を行っています。また、手術で使用する手袋やガウン、キャップなどは可能な限りディスポーザブル(使い捨て)を使用するなど感染症の予防対策に取り組んでいます。こういった取り組みにより、開院から今日に至るまで感染症が起こったことは1例もありません。
ICL手術は、眼内手術(目の中の手術)になるため、手術をお申し込みいただいた患者様には、採血検査を実施しています。万一、感染症が見つかった場合は、他の患者様と手術に携わるスタッフの安全を確保するために、手術の順番を変更するなどの対策を徹底していますので、ご理解とご協力をお願い致します。
プレミアムICLには、近視、遠視、乱視だけではなく、老眼の治療にも対応した3焦点プレミアムICLあります。老眼の治療に対応したレンズの登場によって、老眼を自覚すると言われている40歳以降の方でも視力回復手術を受けていただけるようになり、幅広い年代に対応できるようになりました。近方、中間、遠方と3つの距離に焦点が合う3焦点プレミアムICLは、いつまでも若々しい視界を維持し、老眼による眼精疲労の改善にも効果が期待できます。3焦点プレミアムICLは、今まで不可能とされていた老眼の治療を可能とし、老眼治療の選択肢として注目されています。
老眼は40歳を過ぎた頃から自覚してくるといわれています。かつては老眼の治療は不可能とされていましたが、老眼の治療に対応した3焦点プレミアムICLが登場したことで、幅広い年代の視力回復に対応することができるようになりました。3焦点プレミアムICLのレンズ構造は、白内障手術で使用する3焦点レンズと似ていて、近方・中間・遠方の3つの距離に焦点を合わせる構造になっています。独自のレンズデザインによって白内障や緑内障、一時的な眼圧上昇のリスク軽減が期待できます。3焦点プレミアムICLの登場によって、いつまでも若々しい視力が期待できるようになりました。
老眼を治療できる3焦点プレミアムICLのレンズ構造は、白内障手術で使用する3焦点レンズにも採用されているアポダイズド構造をしています。入ってきた光をレンズに設置された同心円状の溝によって、近方・中間・遠方に振り分けて網膜まで届けます。また、ICL手術は白内障手術とは違って自身の水晶体が残っていますので、自然な調節力も残っています。老眼によって低下した調節機能を3焦点プレミアムICLが補ってくれますので、長期的に老眼の改善効果が持続する特性があります。
冨田実アイクリニック銀座では、2014年に日本で初めて「3焦点プレミアムICL」による老眼治療を導入して、多くの症例の治療実績を有しています。また、冨田院長は日本人の眼科医として、「3焦点プレミアムICL」による手術を初めて成功させた実績があり、日本で唯一の上級指導医ライセンスを与えられています。老眼用ICLによる老眼治療の実績は1,700症例を超え、2014年から11年連続で「TOP Presbyopia ICL AWARD」を受賞。老眼治療において世界No,1の実績が世界的にも評価されています。
アルチプラスは、OPHTEC社(オランダ)から発売された老眼治療対応のICLレンズです。OPHTEC社は、アルチフレックスというICLレンズの開発で知られていますが、白内障手術に使用する多焦点レンズの開発も手掛けており、特許を取得した独自の光学デザインを持つプレシジョンCTFレンズは、ヨーロッパや韓国でも使用されています。このアルチフレックスとプレシジョンCTFレンズが融合したレンズが、老眼の治療を可能にしたアルチプラスになります。
アルチプラスは、OPHTEC社(オランダ)から発売されたアルチフレックスというICLレンズと白内障手術に使用する多焦点レンズであるCTFプレシジョンが融合したレンズで、老眼の治療に対応した最新のレンズになります。すでに韓国のKFDAでは認可を受けており、2023年に行われたKSCRSにおいても良好な結果が報告されています。
アルチプラスは、独自のレンズテクノロジーを持つ新しタイプの老眼治療専用のICLになります。このレンズは、CTF(continuoustransitionalfocus)で設計されており、複数のセグメントを持つ独自の光学部により、遠方から近方へのスムーズな視界移行を実現します。遠方と近方の2つのシャープな焦点に引っ張られて、中間距離においても優れた視界が期待できる点もアルチプラスのメリットです。また、角膜と虹彩の間にレンズを挿入するタイプの前房型レンズになりますので、レンズのサイズも気にする必要がなく、単焦点レンズで白内障を受けられた方でも手術を受けることができます。
角膜と虹彩との間にレンズを挿入
ハロー・グレアが発生しにくい独自のレンズ構造
老眼の治療を可能とした最新のICL
万一の時にはレンズを取り除けば元に戻せる
日々のお手入れが不要
白内障手術を受けている方でも手術が可能
ICL手術で実績があるOPHTEC 社(オランダ)が開発
アルチプラスは、独自のレンズテクノロジーによって、ハロー・グレアの発生を抑え、夜間視力に優れた特徴を持っています。眼内レンズを使用した手術では、夜間にハロー・グレアが発生する課題がありますが、アルチプラスはハロー・グレアの発生が極めて少なく、夜間視力の低下というICL手術の課題を克服したレンズであると言えます。ハロー・グレアは、手術に関係なく見える人もいますし、発生しても時間の経過とともに解消していくことがほとんどですが、より発生しにくいレンズの登場はICL手術において大きな進歩であると言えます。
アルチプラスは、両眼同日に手術を行うことが出来ますので、手術は1日で終了します。手術は点眼麻酔で行いますので痛みも殆どなく、両眼で10分程度と短時間で終了します。
アルチプラスの手術は、OPHTEC社の指導医ライセンスを取得している冨田院長が行います。冨田院長は、前房型レンズ、後房型レンズともに指導医のライセンスを取得しており、白内障手術で使用するCTFプレシジョンレンズも日本国内で先駆けて導入。新しい技術を積極的に採用して、最新の眼科医療の普及に貢献しています。
当院は、アルチプラスの導入においてOPHTEC社(オランダ)より「Pilot Clinical Sturdy Center」に認定され、日本で初めてアルチプラスを導入したクリニックとして、来日したOPHTEC社President&CEOのErik Jan Worst氏(エリック・ヤン・ワースト氏)より冨田院長に認定トロフィーが手渡されました。
プレミアムICLは、レンズの中心に位置するセントラルスマートホールに加え、マージンホール、ハプティクスホールと計7つのホールが設置されたことで、合併症の抑制機能を兼ね備えたレンズとして評価されています。また、レンズの光学径が6.6mmと広く設計されていますので、ハロー・グレアの発生を抑制して質の高い夜間視力が期待できます。合併症の抑制を目的とした様々な機能が新たに搭載されたことで、一時的な眼圧上昇、白内障、緑内障のリスク低減が期待できます。また、レンズの大きさが13サイズ揃っていますので、患者様の目の大きさに合わせてレンズをオーダーすることができます。質の高い見え方と合併症の抑制を考慮したプレミアムICLは、近視、遠視、乱視、老眼と幅広い視力の悩みに対応することができます。
合併症の抑制を追求した新しいICL
【プレミアムICL】
-3.0D 未満 |
両眼 328,000円 |
(税込:360,800円) |
-3.0D 以上 |
両眼 388,000円 |
(税込:426,800円) |
-2.5D 未満の方、-12.0D 以上の方、前房深度が浅い方は特注料金がかかります
プレミアムICLには、老眼治療に対応した3焦点プレミアムICLがありますので、ICL手術で老眼の治療ができるようになったことで、視力回復手術の適応年齢も幅広くなり、老眼が始まる40歳以上の方でも視力回復手術をご検討いただくことができるようになりました。3焦点プレミアムICLは、近方・中間・遠方の3つの距離に焦点が合う回析型のレンズ構造をしており、眼内手術として実績がある白内障手術でも使用されている3焦点眼内レンズに似たレンズ構造をしています。老眼は、ピント調節機能の衰えが原因であるため、眼精疲労に悩まされている方も少なくありません。また、無理に手元(近く)や細かな文字を見ようとすることで額や眉間にシワができやすくなり、年齢よりも老けた印象に見られるといった悩みにも繋がります。もちろん、3焦点プレミアムICLも合併症の抑制機能を兼ね備えていますので、老眼の改善だけではなく安全性にも配慮したレンズ設計になっています。
合併症の抑制を追求した老眼用ICL
【3焦点プレミアムICL】
両眼798,000円 | (税込:877,800円) |
前房深度が浅い方は特注料金がかかります
このレンズは、OPHTEC社(オランダ)から発売された新しい老眼治療専用のICLレンズです。近視や乱視の治療に対応した「アルチフレックス」と白内障手術で使用する多焦点レンズ「CTFプレシジョンレンズ」が融合したレンズで、術後のハロー・グレアが発生しにくいことが主な特徴です。老眼に悩む方だけではなく、単焦点レンズで白内障手術を受け、日常生活に不便を感じている方にも対応することができますので、適応範囲が幅広いことも特徴のひとつです。
ハロー・グレアの発生を抑えた新しいICL
【老眼用ICL アルチプラス】
両眼780,000円 | (税込:858,000円) |
冨田実アイクリニック銀座では、無料で資料の請求をしていただけます。資料請求フォームからご請求いただけますので、ご希望の資料、お送り先などの必要事項をご入力の上、送信してください。メール相談も随時受け付けております。専用のメール相談フォームからご相談いただければ、冨田院長がお返事をさせていただきます。なお、非常に多くのご相談が寄せられてきますので、返信には5日ほどお時間をいただく場合もあります。お急ぎの場合はお電話でお問い合わせください。
適応検査のご予約は、お電話またはネット予約フォームから受付けております。お電話の場合は、注意事項などをお伝えさせていただきますので、メモなどをご用意いただくと便利だと思います。ネット予約フォームからのご予約の場合は、予約希望日と必要事項をご入力いただいてから送信してください。予約フォームからご予約いただいた場合は、ご希望日の予約状況を確認したうえで、当院スタッフから折り返しのお電話を差し上げます。お電話でご予約日時の確認を取らせていただいた時点で、ご予約確定となりますので、ご注意ください。
適応検査は、様々な検査機器を使って細かく眼の状態を検査します。検査時間は2~3時間ほどかかりますが、これほど詳細な眼の検査を受ける機会は、あまり経験したことはないと思います。大切な眼の治療ですので、責任を持って検査をさせていただいております。視力検査や角膜の形状の測定、屈折強度など約15種の検査を行います。眼の奥を調べるために散瞳検査も行いますので、検査後は5時間~6時間ほど眩しい状態が続きます。お車やバイクなど乗り物の運転はできませんのでご注意ください。
コンタクトレンズをご使用の方は、適応検査前に装用を中止していただく必要があります。コンタクトレンズをしていると角膜の形状が変化します。この状態で検査を行っても、正しい検査データが取得できません。そのため、コンタクトレンズの装用を一定期間中止していただき、角膜の形状を自然な状態に戻してから検査を行います。安全に手術を行うためには、正しく検査を行うことが非常に重要ですので、装用中止期間は必ずお守りください。
レンズの種類 | レンズの詳細 | 中止期間 | |
---|---|---|---|
ソフトコンタクトレンズ | 近視用・遠視用 | 使い捨て | 3日間 |
連続装用 | |||
乱視入り | 使い捨て | 1週間 | |
連続装用 | |||
カラーコンタクト | 使い捨て | 3日間 | |
連続装用 | |||
ハードコンタクトレンズ | 近視用・遠視用 乱視用・遠近両用 |
終日装用 | 1週間 |
連続装用 | 1週間 | ||
オルソケラトロジー | ― | ― | 1ヶ月間 |
円錐角膜用コンタクト | ― | ― | レンズの種類によって1~2週間 |
適応検査の結果をもとに診察を行います。手術の可否、レンズの度数、他に目の病気が認められないかなどを確認したうえで、最も適した治療方法をご提案させていただきます。従事しているお仕事、趣味やスポーツなど生活環境は患者様によって様々です。当院では、一人一人の患者様に適した治療をご提案させていただいておりますので、不安なことやご質問があれば、ご遠慮なく何でもご相談下さい。適応診察は、執刀医である冨田院長がすべて担当します。これは、「執刀医が患者様の目の状態を把握しておくことは当然のこと」という真稔に基づき、開院当初からこの診療体制を継続しています。
適応診察で手術が適応となりましたら、ご都合を伺いながら手術の日程を決定して、正式に手術のお申し込みをいただくという流れになります。お申し込みの際に、ご手術の3日前からご使用いただく点眼薬(抗菌薬)をお渡しします。手術のお申し込みをいただきましたら、実際の手術で使用するレンズをオーダーさせていただきます。
手術のお申し込みをいただきましたら、採血検査へご案内いたします。ICL手術は眼内の手術になりますので、患者様ご自身、他の患者様、手術に携わるスタッフの安全を確保するために、感染症の有無を確認します。
手術のお申し込みをいただきましたら、手術当日の注意事項や日常生活の過ごし方、保護用サングラスや保護用眼帯の使い方などをご説明します。手術ガイダンスに沿ってご説明いたしますが、ガイダンスはお帰りの際に患者様にお渡しいたししています。
適応検査の翌日以降(1週間以内を目安)に視力の再検査を行います。この検査は、日によって視力に大きな格差がでていないかを確認する検査になります。
手術当日は、目の状態を最終的に確認するために簡単な検査を行い、お会計を済ませてから4階の手術フロアにご案内いたします。手術フロアでは、お荷物をロッカーにお預けいただき、手術用のガウンを着ていただいてから術前の点眼を行います。最後に、院長診察で目の状態を確認し、注意事項などをお伝えした上で、手術室に入室します。手術は、片眼5分程度で終了します。
手術後は、リカバリースペースで安静にしていただきます。その後、眼圧を測定して院長診察を行い、目の状態に問題がなければ、そのままご帰宅いただけます。お帰りの際は、保護用サングラスを装着いただきます。
手術後は、翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に経過観察を行いますので、通院が必要になります。目の中にレンズが入っていますので、その後も半年~1年に1回は目の状態を確認しておくことをお勧めしています。
お支払いについては、現金、各種クレジットカード、銀嶺カード、メディカルローン(分割払い)をご利用いただけます。お手持ちのクレジットカードでもご契約があれば分割払いもご利用いただけますが、メディカルローンは12回分割まで金利手数料がかかりませんので、多くの患者様にご利用いただいております。月々のお支払い金額によって分割回数もお選びいただけますので、ご希望の方はご相談ください。
パターン 1) |
328,000円(税込:360,800円)を全てメディカルローンで組んだ場合 |
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パターン 2) |
328,000 円(360,800円 税込)の半額にあたる 180,400円を手術申込金(頭金)としてとして支払い、 |
メディカルローンをご希望の方は
適応検査時に銀行印をご持参ください。
ICL手術で使用するレンズには、乱視用のレンズもありますので、近視と乱視を一緒に治すことができます。
レンズの種類によって遠視用のレンズがない場合がありますので、すべてのレンズで遠視が治療できるわけではありません。当院が使用しているプレミアムICLには遠視用のレンズもありますので、遠視の方でも手術を受けていただくことができます。
ICL手術は目の手術になりますので、2~3時間かけて詳細な検査を行います。ここまで詳細な目の検査を受ける機会も中々ないと思いますので、良い機会だと思ってご協力ください。
ICL手術は健康保険が適応されない自由診療になります。 そのため、 クリニックが独自で価格 を設定することができます。 一般的な相場としては、乱視のないレンズで両眼60万円(税別)、 乱視用のレンズで両眼70万円 (税別) くらいと言われています。
ICL手術は、強度近視の方でも対応可能ですが、レーシック手術は近視や乱視が強いと手術が受けられないことがあります。また、レーシック手術は角膜の厚さが足りないと手術が受けることができませんが、ICL手術も目の中のスペースが狭いと手術を受けることができませんので、目の状態によっても適した術式がことなります。あとは、角膜を削ることに抵抗がある方もいますし、目の中にレンズを挿入することに抵抗がある方もいますので、手術に対するイメージにも違いがあります。まずは、詳しい検査を受けてみて、自分に適した術式を冨田院長と一緒に相談しながら選択していただければと思います。
手術後の経過観察はとても重要です。視力が良くなってしまうと、術後の経過観察を軽視してしまいがちですが、視力だけではなく、レンズを挿入した傷口の治り具合なども確認していますので、術後の検診は必ず受診して下さい。手術前の適応検査、ご手術、手術後の経過観察をトータルして1つの手術だとお考えいただければと思います。
ICL手術で使用するレンズには乱視用のレンズもありますので、2回も手術を受ける必要はありません。もちろん、レーシック手術でも近視と乱視を治療することができますので、どちらの手術を選んだとしても1回の手術で近視も乱視も治療することができます。2回も手術を受ければ、その分リスクが高くなりますし、費用の面でも勿体ないと思いますので、1回の手術で済ませたほうがベストです。
クリニックによって診療体制も違いますし、考え方も違うと思いますが、当院では執刀医が手術前の患者様の目の状態をしっかり把握しておくことが重要だと考えていますので、手術前の診察も必ず院長の私が担当します。分業制にすれば、もっと多くの患者様を手術できると思いますが、手術の質を低下げたくないので、当院ではベルトコンベアーのような分業制は採用していません。
当院では、手術翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に経過観察を行っています。なお、術後の経過には個人差がありますので、稀にではありますが前記した以外にも通院が必要になる可能性もあります。
当院は、手術の質を維持するために1日に10件までしか手術を行いません。また、すべての手術を院長が担当していますが、ICL手術以外にも白内障や円錐角膜、緑内障などの手術も行っていますので、ICL手術のモニターは人数制限でご案内しています。
一般的な情報としては、適応年齢を18歳~45歳としているクリニックが多いようです。40歳を過ぎると老眼が始まるので、そのような設定が一般的になっていると思います。ただ、40歳を過ぎて近視を治療すると、自覚していなかった老眼を急に自覚するようになったり、老眼を自覚する時期が早くなりますので、45歳で近視だけの治療を受ける場合は老眼鏡が必要になることを覚悟する必要があります。当院では、老眼の治療にも対応できる3焦点プレミアムICLを導入していますので、40歳以上の方には老眼の検査を行って、目の状態に適したレンズをご提案しています。
どのくらい視力が向上するかについては、詳しい検査をしてみないと解りません。学校や会社で受ける健康診断の視力検査とは違い、レンズを何枚も入れ替えながら、細かく視力を検査して、どういった度数のレンズを入れると、どのくらい視力が向上するか、乱視がどのくらい改善するかを調べます。ICL手術は強度近視の方にも対応できるので、0.03の視力の方が1.5まで改善することも珍しくありません。
詳しい検査の結果、目の中のスペースが狭い方や角膜内皮細胞が少ない方はICL手術が受けられない場合があります。また、他に目の病気が見つかった場合も、手術が受けられないことがあります。
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