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「プレミアムICL Pro」
「プレミアムICL Pro+」新規導入

ICL手術の課題であった夜間視力の向上を実現した新時代のICLが遂に日本に上陸しました。従来のプレミアムICLはレンズの光学部(物を見る部分)の直径が6.6mmと手術後のハロー・グレアが生じにくいレンズ設計になっていましたが、新たに登場した「プレミアムICL Pro」と「プレミアムICL Pro+」の光学部は、6.8mmと7.0mmにそれぞれ拡大され夜間視力の向上を実現。まさにオーダーメードのICLとして世界でも注目されています。手術後のハロー・グレアの発生は、レンズの光学径と瞳孔径が大きく関係しており、特に瞳孔径が大きい傾向にある若い世代での発生がICLの課題でもありました。この度、ICL手術の新たな選択肢として「プレミアムICL Pro」および「プレミアムICL Pro+」が冨田実アイクリニック銀座に新規導入です。

プレミアムICL Proと
プレミアムICL Pro+ の特徴

プレミアムICL ProとPro+ は、新しく発売された後房型のICLで、ハロー・グレアの発生を抑えるために、レンズの光学部(物を見る部分)が大きく設計されています。プレミアムICLも光学部の直径は6.1mmと大きく設計されていましたが、さらに6.8mmと7.0mmの2つのサイズが加わり、瞳孔の大きさに合わせてオーダーメードでレンズを作成することができますので、よりカスタマイズされたレンズで手術を受けることができます。また、従来のプレミアムICLと同様に、合併症の抑制機能やレンズ表面を滑らかに仕上げるクリアサーフェイス、乱視軸をレンズ内にカスタマイズする独自のレンズ設計を踏襲しています。レンズのサイズも13サイズ揃っていますのでレンズの安定性も確保されています。

  • ①レンズの光学径を6.8mmと7.0mmに拡大
  • ②瞳孔径が大きい若い世代でも、 より質の高い見え方が追求。
  • ③暗い所や夜間の視力が向上。
  • ④ハロー ・ グレアの発生をさらに低減。
  • ⑤合併症の抑制機能。
  • ⑥見え方の質を向上させるクリアサーフェイス (レンズ表面の仕上げ)。
  • ⑦乱視軸をレンズの光学部にカスタマイズすることで傾けて挿入する必要がない。
  • ⑧既成のICLレンズは4サイズしかないが、 目の大きさに合わせて13サイズが作成可能。
  • ⑨老眼用、 遠視用のICLレンズも作成可能。

レンズの光学径とハロー・グレアの関係

人間の眼は、明るい所では瞳孔が縮小し、暗い所では瞳孔が拡大して入ってくる光の量を調節しています。ICL手術を受けた後に発生することがあるハロー・グレアは、この瞳孔の大きさとレンズの光学部(物を見る部分)の大きさに関係しています。日本人の瞳孔径の平均は4.4mm、明るい場所では2mm~4mm、暗い場所では4mm~8mmとなります。ICLレンズの光学径(物を見る部分の直径)は、5.5mm~6.6mmとレンズによって異なり、最大で1.1mmの差があることは注意する必要があります。自然な照明条件下や明るい場所では、レンズの光学径よりも瞳孔の方が小さいため、それほど影響を受けることはありませんが、問題は瞳孔が拡大する暗所条件下にあります。暗い場所では、明るい場所の2倍以上に瞳孔が拡大するため、レンズの種類によってはレンズの光学部よりも瞳孔の方が大きくなってしまいます。瞳孔の大きさがレンズの光学部よりも大きくなると、レンズの周囲から光が入り込んでくるため、ハロー・グレアが発生して夜間視力が低下する原因となります。瞳孔の大きさは加齢とともに小さくなっていきますが、ICL手術で近視や乱視を治療する主な年代は20代~30代が中心となるため、レンズの光学部の大きさは非常に重要になります。新しく登場した「プレミアムICL Pro」は、レンズの光学部が6.8mm、7.0mmと広く設計されていますので、暗い場所で瞳孔が拡大してもレンズの周囲から直接光が入り込むことを抑制して、ハロー・グレアの発生を低減しています。

若い人ほどハロー ・ グレアが
起こりやすい?

瞳孔径(黒目の部分の大きさ)は、平均で4.4mmとなっていますが、加齢とともに瞳孔径が小さくなっていく傾向があります。性別および年代別にみると、男性は20代~30代で4.5mm、40代~60代で4.3mmとなっており、女性は20代~30代4.6mm、40代~60代で4.2mmとなっていますので、年齢とともに瞳孔の大きさは小さくなっていくことがお解りいただけるでしょう。そのため、若い年代の人の方がICLの手術後にハロー・グレアが起こる可能性が高くくなるという訳です。

レンズ別にみる光学径と瞳孔径の違い

日本国内で発売されているICLは、新たに登場した「プレミアムICL Pro」を含めると全部で4種類あり、レンズの光学径(物を見る部分の直径)は、5.5mm~7.0mmとレンズによって異なり、最大で1.5mmの差があります。日本人の瞳孔径の平均が4.4mmになりますので、1.5mmの差は非常に大きな差であると言えます。レンズを選ぶ際は、レンズの光学径の違いがハロー・グレアの発生(夜間視力)に影響することを、知っておくことがとても大切です。

プレミアムICL Pro+

プレミアム ICL Pro+ は、レンズの光学系が7.0mmと発売されているレンズの中では最も大きい光学部を持っています。暗い所で瞳孔が拡大した状態(平均値)よりも光学部が大きく設計されているため、レンズの周辺部から直接光が入り込むことを最大限に抑制することができます。これによって、ハロー・グレアの発生を抑え質の高い夜間視力が期待できます。

プレミアムICL Pro

プレミアム ICL Pro は、レンズの光学系が6.8mmまで大きく設計されているため、瞳孔径の変化に対して影響を受けにくくなっています。瞳孔が拡大した状態(平均値)でも、レンズの光学部の方が大きいため、レンズの周辺部から直接光が入り込むケースが少なく、ハロー・グレアの発生を抑制して夜間視力においても質の高い見え方が期待できます。

プレミアムICL

プレミアム ICLは、レンズの光学系が6.6mmと瞳孔径の変化に影響を受けにくいレンズ設計となっています。レンズの光学部が、瞳孔が拡大した状態(平均値)と同等の大きさまで拡大されていますので、レンズの周辺部から直接光が入り込む可能性が軽減され、ハロー・グレアの発生を抑制するレンズデザインになっています。

Evo+ ICL

EVO+ICL は、レンズの光学系が6.1mmに設計されていますが、暗い場所や夜間に瞳孔が拡大した場合の平均値である6.5mmと比較するとやや小さめの設計になるので、個人差はありますが、瞳孔が大きい場合はレンズの光学部の方が小さくなってしまうため、レンズの周辺部から直接光が入り込みハロー・グレアが発生する可能性があります。

アイクリルレンズ

アイクリルレンズは、レンズの光学系が5.5mmと狭いレンズ設計になっています。通常時であれば問題ありませんが、暗い場所や夜間に瞳孔が拡大した際には、レンズの光学部の方が小さくなってしまうため、レンズの周辺部から直接光が入り込む可能性が高くなり、ハロー・グレアの発生頻度も高くなる可能性が考えられます。

日本で発売されているレンズの種類と主な特徴

レンズ名 プレミアムICL Pro+ プレミアム ICL Pro プレミアム ICL EVO+ICL アイクリルレンズ
レンズ
レンズの
光学径
7.0mm 6.8mm 6.6mm 6.1mm 5.5mm
レンズの
サイズ
13サイズ 13サイズ 13サイズ 4サイズ 3サイズ
レンズの素材 ハイブリッド
ハイドロフィリック
アクリル
ハイブリッド
ハイドロフィリック
アクリル
ハイブリッド
ハイドロフィリック
アクリル
コラマー ハイブリッド
ハイドロフィリック
アクリル
ハロー・グレア より発生しにくい より発生しにくい 発生しにくい 発生する可能性が
ある
発生する可能性が
ある
房水の循環 ある
(セントラルホール)
ある
(セントラルホール)
ある
(セントラルホール)
ある
(セントラルホール)
ある
(セントラルホール)
白内障の
予防機能
ある
(マージンホール)
ある
(マージンホール)
ある
(マージンホール)
ない ない
緑内障の
予防機能
ある
(ハプティクスホール)
ある
(ハプティクスホール)
ある
(ハプティクスホール)
ない ない
レンズ表面の
仕上げ